2008年12月18日木曜日

A-③ 統合失調性人格

最後になりました。ここのグループは、まあオカルトっぽい人達です。
ですが具体的に考えるとなかなか難しいものを含んでいます。

ここの定義の一つに『行動に影響し、文化的規範に合わない奇異な信念、または魔術的思考』というのがあります。
例えば、自分は宇宙人と電波で交信できるとか、うちの洗濯機は電気がなくても私の『フォース』で動かすことが出来るとか、現世より霊界に友人が多いなどを真顔で語り、その信念に基づいて行動する人がいたら、統合失調性人格障害の可能性を考えるべきと思いますが、「私はわりと見える人なんです」とか「病人はへたな医者に見せるより祈祷師に任せるべきだ」、「このあいだUFOを目撃した」、「私は豊臣秀吉の生まれ変わりだ」、「赤いパンツを履くとかならずファイターズが勝つ」などでしたらどうでしょう。
やはりちょっとおかしいと考えるか、単に信心深いとみるか、このようなことを変だとして掲げる私自身が偏狭な合理主義者であるだけなのか、境界を引くのは難しいのです。

平安時代の貴族は「方違へ(かたたがえ)」として向かう方向が縁起悪いとき、わざわざ前の晩に違う方向の知人宅に一泊してから、目的地に出発したそうです。もちろんこれが平安時代の「文化的規範」なわけですから、このときの貴族が統合失調性人格ということにはなりません。

ですが21世紀の今、それも北海道で友達が「方違へ」のために明日一晩とめてくれ、と言ってきたら、ちょっと友達関係見直そうかなと思うかもしれません。じゃあ、平安時代から平成時代のあいだの、どこに境界線を引くべきなのでしょうか。
また、ひょっとしたら京都あたりでは「方違へ」とかいろいろ古い風習が残っているかもしれません。その場合、京都と北海道のどこに境界を引くべきなのでしょうか。

まあそんなわけで、なかなか具体例を挙げるのが難しいのですが一応、まわりからちょっと浮くぐらいのオカルト的性格で、あまり他人とかかわらない人といったところでしょうか。
漫画でいうと『百鬼夜行抄』の飯嶋律なんかが相当すると思います(マイナーかな)。

テレビをつけると細木○子さんとか、江原○之さん等々見かけますが、あの人たちはこのグループではないと思います。あまり他人とかかわらない人が、芸能界で生きていくのは難しいと考えますので。

2008年12月16日火曜日

A-② 統合失調質人格

統合失調質と統合失調性人格、まぎらわしいので違う名前にしてほしいものですが、今回の統合失調質のほうは一言でいって「クール」です。

他人に干渉されるのを嫌がるとともに、人のやることに無関心で喜びや悲しみを共有することがありません。
自分の社会的立場が低かろうが高かろうが、他人から好かれようが嫌われようが気にかけません。
仙人みたいですが、こういう人が傾城の美女だったり、超イケメンである場合は、周りの異性はやきもきしてたまらないでしょう。

ひたすらインナーワールド、自分の心の中の世界で生活しているものと思われます。
ゴルゴ13はこのグループではないかと疑っています。
彼はいつも多額な報酬をもとめますが、あれは物質的要求を満たす目的や、高収入によって虚栄心を満足させるためではなく、自分の内的世界で技量を高めた結果を要求しているもののようにみえます。
つまりこれだけ完成された自分を利用したいならば、そちらも支払うのがそう簡単でないくらいのお金を出せという論理です。
となりますと、(理由はあるけど)目的があってお金をもらっているわけではないということになりますから、彼がなんに使っているか気になるところです。もしかしたらお金を使う(銃の代金や、腕の治療など仕事に必要な経費は除いて)という概念そのものを持っていないかもしれません。

・・・などと延々と架空の人物の性格分析をしていると、インナーワールドからぬけだせなくなりますのでこの辺にしておきます。

2008年12月15日月曜日

A-① 妄想性人格

最後にAグループです。
順番から行けばAを最初に持っていくのが筋かと思いますが、このグループは『妄想性人格』『統合失調質人格』『統合失調性人格』の三つで、きつい名前がそろっているため、ちょっと二の足を踏んで後回しにしてしまいました。
まあネーミングがおどろおどろしいだけで、特別な意味があるわけでもないのでめげずにいきたいと思います。

で、はじめに『妄想性人格』です。
Aグループ全般に言えることですが、他人と距離をおく傾向にあります。
『妄想性人格』の場合、人の言葉を素直に受け取らず疑い深い性格で、不平不満が多く攻撃的です。
ただ、攻撃対象が社会不正とか不道徳行為である場合、正義感の強い闘士にみられることもあります。場合によっては周りの人を扇動して悪に立ち向かうリーダーになるかもしれません。
新聞記者や検察・警察官に向いているような気がします。

もちろん妄想までいってしまうと病的なのですが、それほどでなくても相手の言うことの裏を読んであれこれと推測したり、憶測したり、邪推したり、それが必要な場面(敵対的な取引現場とか、ポーカーとか麻雀とか)なら、有能で必要な才能ですが、本質的に相手を信じるところからはじめなければならない、医療や介護の現場ではあまり役に立たないかもしれません。

きっと私の麻雀の能力がいまいちなのはそのせいです。

2008年12月11日木曜日

C-③ 回避性人格

よく言えば平和主義、悪く言えば弱腰の事なかれ主義です。
利害や感情の対立する人(まあ普通は、利害が対立すると感情も対立するわけですが)とかかわりを持つことを苦手とし回避しようとするばかりか、ある程度親しく付き合っている人に対しても本心をさらけ出すのをためらい、妙な見栄を張ったりします。
要は自分に自信が無い(I am not ok)ため、自分の本性(と思い込んでいるもの)を他人に知られたくないということの様です。

人間誰しも似たり寄ったりでみんな自分が大事であり、気にするほど他人に関心はないものと開き直っちゃえばいいのに、別に悪いことしているわけじゃないけれど、人の目が気になる性分です。

『依存性』が自分を犠牲にしても人間関係を維持するのに対し、こちらはわずらわしい関係を苦労して築くくらいなら、はなっからかかわりたくないと考えがちです。
かといって孤独を愛するわけではなく、なかよしの小集団で本音を吐かず和気あいあいとなあなあでやるのが幸せです。