B-④ 反社会性人格
まあ、これは読んで字のごとくです。思春期に放任主義でまともに社会の規範というのを教えてもらえなかった人たちです。
倫理観・理性に乏しいのですが知性は他の人と同じくさまざまです。ですから中には頭のいい人もいるのですけれど、その力を社会に貢献する方向に使うのではなく、他人をだまし利用し自分の利益になるように用います。
そして手段を選ばず、反省もしません。また欲望を理性で抑えることを苦手にしています。
一言でいうなら、ベタな悪役です。物語やドラマで、前半に主人公の障害となり悩みの種であって、最後には捕まるか死んでしまう役どころです。
ところが現実には残念ながらそうでないこともあり、巧妙にうまく周囲をだまし続けカリスマ性や成功者のイメージを獲得する場合があります。
時々、何年ものあいだ多くの人をだまし続け、巨額のお金をせしめる詐欺師のニュースが流れます。そんな報道を聞くと、何でこんな手口でだまされるのだろうと思ったりします。
でも、それは結果論・神の視点であってその詐欺師の経歴、わかっている言動のすべて、やり口、なにより『詐欺師』と
いうレッテルを知った上で何をそいつから言われても、そりゃだまされる人はいないでしょうけれど、詐欺師にとって都合のいい情報のみを与えられて、それだけをもって判断するなら信用してしまう場合もあるかと思います。
さきに述べた『自己愛性人格:ナルシスト』の場合は望む結果を得るために、他人をだますよりむしろ自分をだまして白昼夢に逃げたりしますが、反社会性人格の場合は、あくまで現実社会での利益をえるために(倫理的でない)行動をします。
よく漫画やコントで、二者択一のとき天使と悪魔が出てきて「俺の言うことを聞け」「いえ、彼の言うことを聞いてはいけません」などというような場面があります。
あの悪魔のほうはだいたい反社会的人格のようです(天使のほうは強迫性人格?)。聖人君子は知りませんが、私を含め大多数の人間は実行するかどうかはともかく、『悪魔のささやき』に遭遇することはよくありますので、これもまた人間の本質の一部なのかと思います。
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