2008年8月6日水曜日

健康食品の話③

いい加減、話を本題に戻します。
否定的な話が続いたので、今回はたぶん効果のある成分「ポリ フェノール」にします。

もうかなり前になりますが、「フレンチ・パラドックス」という言葉を聞くようになりました。日本語にすると「フランス人の矛盾」ということになるかと思います。
一般に動物性脂肪を多くとると心筋梗塞がおこりやすいことがわかっています。
しかしフランス人はイギリス人やドイツ人と比べ動物性脂肪摂取量が多くアメリカ人と同じくらいなのに、他の欧米人より心筋梗塞などの心疾患で亡くなる割合が少ないことがわかりました。
これは話が矛盾してるんでないかい、ということです。

ただこの報告は特定地域の多人数を相手にした「疫学調査」であり、 もちろん「易学」ではありませんから科学的信憑性はあるのですが、かなり 慎重にやらないと「バイアス」という混乱因子が入り込み「易学調査」 と大して 変わらない結果になることもあります。

「フレンチ・パラドックス」においてもさまざまな「バイアス」の関与がとり ただされたのですが、フランス人はワインを多く飲むので、それが 心筋梗塞を減らすのでは ないだろうか、ということからさらに進んでワインに含まれるポリフェノール に抗酸化作用(註)があることがわかり、ワインとともに注目されるように なりました。

個人的にはワインに含まれるアルコールが健康にいい、という結論になればうれしかったのですが、そう世の中自分の都合のいいようには動きません。
一応公平を期すために不承不承付け加えますと、フランス人はワインの飲みすぎによる肝障害、癌などによる死亡率が他の西欧諸国より高いそうです。・・・残念。

ポリフェノールといいましてもいろいろあるようでして、ぶどうの皮のアントシアニン、しぶーいタンニン、ウコンのクルクミン、そばのルチン、お茶のカテキン、大豆の イソフラボンなど、よく耳にするカタカナが並びます。
カテキンの抗菌作用は医療の現場でも利用しており、実感できるところなのですが、ここで一気に「○○はポリフェノールである。ポリフェノールは体にいい。だから○○は 体にいい」と三段論法ですべてを認めては先のドクター○○と同じ 轍を踏みかね ません。

まあワインのポリフェノールに関しては、地中海料理(ワインとオリーブと太陽の相乗効果?)でも認められており、適量であればそのメリットを信用してもいいとおもいます。

註:抗酸化作用:まあ体にいい作用の一つだと考えておいてください

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