2008年6月11日水曜日

尿酸と痛風②

さて肝心の痛風です。
尿酸が高いと痛風になることがあります。でもたんに尿酸が高いだけでは特に自覚症状はありません。
血液中の尿酸の高低を感じられるほど、私たちの体は敏感には出来ていないようです。

かたや痛風になりますと、どんな鈍感な人にも耐えがたい痛みを発します。
こちらは読んで字のごとく、風がそよと当たっただけでも痛みが走るという、まことに痛ましい事態に陥ります。

私がむかしむかし医学生だったころ、産科の授業で講師が半ば冗談で言っていたのですが「人間の3大疼痛は心筋梗塞、消化管穿孔、出産」だそうです。
あとで述べますが、女性はほとんど痛風になりません。また皆さんご存知と思いますが、男性はほとんど出産しません。
ですから男性に限れば3大疼痛は「心筋梗塞、消化管穿孔、痛風」ということになるのでしょうか。
話がそれました。

この痛風の痛み、なかなか特徴的でそのポイントを押さえていれば容易に見当がつきます。

初回発作、つまり人生ではじめての痛風発作の場合、かなりの確率で①足の親指の付け根が痛み、はじめなんか痛いなあという感じから②数時間後には「かぜそよ」の激痛に見舞われます。
まあ普通はこの時点で病院に駆け込みます。

駆け込んでいただければ消炎鎮痛剤を処方しますので、けちけちせず痛みが治まるまでふんだんに使用し、仕事に行くことも可能です。まあ、お仕事がマラソンとか登山家などの場合は無理かもしれません。

ところがなかには大変我慢強い方がいらっしゃいまして、ただひたすら耐える。

すると③一週間から十日くらいでいままでの苦しみがうそのように消え、まったくなんともなくなります。 
この③を痛風の救いと見るか、問題点とみるか意見の分かれるところで、まああっさりよくなるんならそれに越したことはないんじゃない?と思われるかもしれませんが、あつものに懲りてなますを吹くのは最初のうちだけで、喉もと過ぎれば熱さを忘れるとばかり、また暴飲暴食の生活に舞い戻る場合が多々あります。

かくして二回目の痛風発作に見舞われることになるわけです。

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